書誌事項
- タイトル別名
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- キョウカイ ノ シジン : マーク ・ ストランド ノ Almost Invisible
- The Poet at the Border : Mark Strand's Almost Invisible
- The Poet at the Border : Mark Strand's Almost Invisible
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抄録
type:Bulletin
最終詩集となったAlmost Invisible (2012)でマーク・ストランドは,前作までとは異なる趣旨で表題を付けているように思われる。本稿は,表題の意味と詩人の意図について考察する。詩集の全47 作の中から14 作品を例に取り上げ,3種類に分類して解釈した上で,表題の「ほとんど見えない」の意味を各作品について考察した。その結果,次のように解釈した。1)行き先不明の旅を扱った詩では,自己の居場所を探す旅人が,境界の「ほとんど見えない」中間領域に留まっている。2)帰宅を描いた作品では,仕事に疲れて帰宅した人が,家でも空虚な気持ちを満たすことができず,自己の居場所が「ほとんど見えない」。そして3)詩人の創造力の輝きが暗闇の中で薄れていき,やがて「ほとんど見えない」状態になる。Almost Invisible は,多義的で「ほとんど見えない」境界にいる詩人が,自己の胸中を作品化した詩論だと言えよう。
論文
Article
収録刊行物
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- 札幌学院大学人文学会紀要 = Journal of the Society of Humanities
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札幌学院大学人文学会紀要 = Journal of the Society of Humanities 101 95-111, 2017-02-01
札幌学院大学総合研究所 = Research Institute of Sapporo Gakuin University
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288158164864
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- NII論文ID
- 120005990356
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- NII書誌ID
- AN1009127X
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- ISSN
- 09163166
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- NDL書誌ID
- 028212492
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles