障害者及びがん患者に対する情報格差緩和のための図書館サービス

書誌事項

タイトル別名
  • ショウガイシャ オヨビ ガン カンジャ ニ タイスル ジョウホウ カクサ カンワ ノ タメ ノ トショカン サービス
  • The Easing of the Digital Divide for the Disabled and Cancer Patients through Library Services

この論文をさがす

抄録

Departmental Bulletin Paper

今日のデジタル・ネットワーク社会において,障害者及びがん患者における情報のアクセシビリティは必ずしも高くない。図書館の障害者サービスは,電子書籍等のデジタル情報の活用が有効である。現在はデジタル情報へのアクセシビリティ技術とナビゲーション技術が進展しつつある。一方,障害者と同じく,がん患者も必要な情報を得られる環境が不足している。がんは,現代社会における死因の第一位にもかかわらず,行政の施策は,検診率の低さなどが課題である。患者が最先端の治療情報へアクセスすることについては,患者自身に十分な情報リテラシーが不足している。近年,乳がんについては,乳がん検診キャンペーンが盛んにおこなわれるようになってきたが,こうした取り組みは,欧米に比べると日本は遅れている。本稿では,障害者,がん患者,障害者でがんにり患した方を対象に,図書館が情報機関と連携をとり情報格差を緩和していく方策を考察した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ