個人線量計(ガラスバッジ)による放射線被ばく管理

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  • Radiation exposure management by personal dosimeter (glass badge)

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抄録

放射線を取り扱う作業に従事する者に対して、放射線障害の発生を防止するため個々人の被ばくを測定することが法令で義務付けられている(放射線障害防止法第20条等)。従って、医師、診療放射線技師等、放射線管理区域内に立ち入り作業する者(以下放射線診療従事者)は放射線測定器を着用し、その立ち入り期間中の外部被ばく線量を測定し、事業主はその記録を永年保管しなければならない(電離放射線障害防止規則第59条等)。本センターでは、放射線被ばく個人モニタとして一般に用いられているガラスバッジ線量計(千代田テクノル社製ガラスバッジ、以下ガラスバッジ)を用いて個人被ばく線量を測定・報告・管理している。この測定報告からガラスバッジが正しく着用されていないと思われる事例が多数見受けられたため、平成27年12月電子カルテ上放射線科のページにおいて「ガラスバッジの適正な装着」の資料掲載し注意喚起するとともに、誤った装着方法や取り扱いをおこなっている職員に対して口頭説明を実施した。これらの活動により、個人被ばく線量がどのように変化したかについて報告する。

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