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- キンダイ カツジ チュウゾウ ・ ハンバイギョウシャ ニ オケル ヒラガナ ジタイ ノ ヨウイ
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Abstract
type:text
[はじめに] 本稿では、近代活字鋳造・販売業者(以下、総称して活字業者と言うことがある)の用意していた平仮名活字について、業者の印字見本をたよりに整理する。近代活版印刷によって、明治期以降、日本語の表記体系が変容したとしばしば言われる。しかしながら、活版印刷はあくまで道具に過ぎない。また、活版印刷はすでに欧洲・中国において大枠を完成させてから輸入されたために、技術的問題よりも史的要因に左右される面も少なくない。それゆえに、道具としての活字の表現力と、それがどう使われたかの二点を把握することなく、活版印刷の具体的な影響は明らかにし得ない。本稿では、活字の表現力について、平仮名字体の観点から考えたい。
Journal
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- 語文論叢 = The Japanese Language and Literature Review
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語文論叢 = The Japanese Language and Literature Review 32 23-56, 2017-07-10
千葉大学文学部日本文化学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649787922176
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- NII Article ID
- 120006329058
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- NII Book ID
- AA12576416
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- ISSN
- 21878285
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- NDL BIB ID
- 028394156
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN