キャリア教育における多元的自己評価試論 : 非認知能力を手がかりとして

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タイトル別名
  • Essay on Pluralistic Self-assessment of Career Education : Focus on Non-cognitive Skills

抄録

キャリア教育における教育効果を測るとき、学習者の自己評価を多く用いられるが、この自己評価では評価の曖昧さを脱することは困難とされる。そこで、自己評価項目を多元的に構築することで、曖昧になりがちな自己評価の質を高める試みを提起した。特に、本稿では近年注目を集めている「非認知能力」を評価項目に取り入れるため、これまでの動向を踏まえながら能力概念を概観するとともに、キャリア教育との関連性についても示している。その上で、認知的能力を中心とした教育目標、非認知能力、学習行動の3 領域に対応した評価項目を設定し、実際のキャリア教育の授業に即した多元的自己評価の具体化を進めることができた。

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