フィンランド・ネウボラの理念と現状 : ハメーリンナのネウボラナース養成校の現地調査から

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タイトル別名
  • フィンランド ・ ネウボラ ノ リネン ト ゲンジョウ : ハメーリンナ ノ ネウボラナース ヨウセイコウ ノ ゲンチ チョウサ カラ
  • Mottos of Neuvola in Finland : From the field work of Neuvola and University of Applied Science in Hameenlinna

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抄録

本研究の目的は、フィンランドの家族支援を通して、子育ての社会化および脱ジェンダー化について考察することにある。本稿では、2016 年10 月に実施したフィンランド・ハメーリンナ市におけるネウボラおよびネウボラナースの養成校である応用科学大学におけるフィールド調査について報告する。現地における聞き取り調査から、フィンランドのネウボラ注の理念を抽出して述べたい。ネウボラの理念のひとつは、⽛子どもは私たち(社会)のものである⽜という子育ての社会化規範である。今一つはネウボラナースによる、親との対等な信頼関係を基盤とした対話支援(conversational help)である。ネウボラナース養成校において、これらの理念はカリキュラム中の特定の科目で養われるのではなく、全てのカリキュラムを通して涵養されることが明らかになった。以上の結果から、日本版ネウボラの在り方に言及する。

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