近代化黎明期における橋梁デザインの展開と総合的景観像の確立

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  • キンダイカレイメイキ ニ オケル キョウリョウ デザイン ノ テンカイ ト ソウゴウテキ ケイカンゾウ ノ カクリツ

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抄録

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近代化黎明期の水辺市街地には,都市計画を通じて多数の橋梁が架設された.これらの橋梁事業は,主要な都市計画事業などと同時かつ一体的に行われ,景観体験に起因する空間のまとまりである景観像の確立に果たした役割を解明する格好の素材となるが,そのためには周辺市街地との重層的な関係に着眼し,橋梁単体から都市レベルまでのスケールを横断,連合した総合的な橋梁デザインの展開を解明する必要がある.本研究は,筆者らがこれまで取り組んできた研究成果を再整理及び再編し,総合的に考察するとともに「主要事業」や[構造形式][意匠]に関する橋梁デザインの展開を踏まえ,『景観像』との関係を解明し,〈デザイン思想〉と照合を行い,橋梁デザインを手掛かりとした水辺市街地の景観論的意義を考究することを目的としたものである.

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土木史研究. 講演集 36, 181-192.(2016)

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