生涯スポーツ社会の実現に向けたスポーツ参画人口の拡大 : 「ささえる」活動に着目して~

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  • ショウガイ スポーツ シャカイ ノ ジツゲン ニ ムケタ スポーツ サンカク ジンコウ ノ カクダイ : 「 ササエル 」 カツドウ ニ チャクモク シテ

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抄録

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[要旨] 文部科学省やスポーツ庁が主導する国のスポーツ政策では、スポーツ参画人口の拡大が求められている。スポーツ参画人口には「する」「みる」「ささえる」が挙げられるが、いずれも政策目標達成には至っていない。とりわけ、「ささえる」については停滞しており、東京オリンピック・パラリンピック等の開催に向けてスポーツボランティアの養成等が行われているが、これらのスポーツイベントにおけるボランティアだけではその後のスポーツ参画へと繋がりにくい。生涯スポーツを目指した総合プログラムであるワールドマスターズゲームズでは、参加者自らが「ささえる」活動を担っていることが見受けられる。「ささえる」活動は大会運営組織の経済的・人的負担が軽減されるばかりでなく、相互のコミュニケーションの場となり、スポーツを「する」「みる」「ささえる」の繋がりを生み出すことで、スポーツの価値を存分に享受することができる。「ささえる」活動の実態と効果を明確にすることは、スポーツ参画人口拡大に貢献すると考えられる。

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