保育所の巡回相談において「対話」が果たす役割-保育者の子ども理解を支える巡回相談機能の検討-
書誌事項
- タイトル別名
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- The role of "Dialogue" in itinerant consultation services of Day Care Cente: Consideration about the function of itinerant consultation to support understanding about children of the nursery teacher
抄録
保育巡回相談は、保育者の子ども理解を深める上で有用なものであり、その必要性については広く認識されている。本研究では、巡回相談のカンファレンスにおける保育者と巡回相談員との「対話」に着目する。そこで展開される「対話」が保育者の子ども理解にどのように作用しているのかを検討し、論じることを目指すものである。筆者自身が巡回相談員として関わった事例検討を通して、カンファレンスにおける保育者と巡回相談員との協同的「対話」が保育者の子ども理解にどのように作用していったのかを考察した。その結果、①保育者自身の保育観に対する気づき②不確かなことへの耐性③保育者の主体性④保育という場の共有の4点において「対話」が有効に機能していることが考えられた。
収録刊行物
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- 十文字学園女子大学紀要 = Bulletin of Jumonji University
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十文字学園女子大学紀要 = Bulletin of Jumonji University 48 (1), 33-42, 2018-03-24
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571980077732696448
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- NII論文ID
- 120006463375
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- ISSN
- 24240591
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1463/00000111/
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles