深部静脈血栓症予防マニュアル導入による看護行動の変化の検討

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タイトル別名
  • CHANGES IN NURSING ACTIONS CAUSED BY THE INTRODUCTION OF A MANUAL FOR DEEP VENOUS THROMBOSIS (DVT) PREVENTION
  • シンブ ジョウミャク ケッセンショウ ヨボウ マニュアル ドウニュウ ニヨル カンゴ コウドウ ノ ヘンカ ノ ケントウ

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抄録

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本研究の目的はDVT 予防マニュアル導入による看護師のDVT 予防に関する看護行動の変化を明らかにすることである。X病院の看護師61人(A病棟23人, B 病棟18人, C 病棟20人)を対象として,マニュアル導入前後に,DVT 予防に対する知識と行動に関する質問紙調査を実施した。質問紙を61名に配布し,回収数(率),有効回答数(率)ともに61人(100%)であった。調査前から病棟独自のDVT チェックリストを使用しているA病棟群と使用していないB ・C 病棟群に分類し,各群のマニュアル導入前後のデータを統計学的に比較した。マニュアル導入前は,A病棟群よりB ・C 病棟群の方がDVT 予防ガイドラインを知っていると回答した者,DVT 予防の術前訓練・術後のDVT症状観察・術後のDVT 予防の患者指導を実施していると回答した者,統一したDVT 予防対策が行われていると思うと回答した者が有意に少なかった。マニュアル導入後, B ・C 病棟群で上記項目について実施している,統一されたDVT 予防法が行われていると思うと回答した者が9 割以上に増加した。

弘前学院大学看護紀要. 7, 2012, p.37-44

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