学校の役割と住民意識 : 沖縄県水納島,慶留間島,大神島,鳩間島を比較して

書誌事項

タイトル別名
  • ガッコウ ノ ヤクワリ ト ジュウミン イシキ : オキナワケンスイノウトウ,ケイリュウカントウ,オオカミトウ,ハト カントウ オ ヒカク シテ
  • Residents' Perception of the Role of School : A Case Study at Minna Island, at Geruma Island, at Oogami Island and at Hatoma Island, Okinawa Prefecture

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抄録

type:Article

近年,学校の統合だけでなく,子どもが激減し廃校となり,さらなる過疎化を進めることが多い学校の統廃合は子どものいる家庭だけでなく,地域に大きな影響をおよぼす.本稿では,沖縄県内の本部町水納島,座間味村慶留間島,宮古島市大神島,竹富町鳩間島の4島を対象とし,学校の必要性,学校の役割,学校を存続させるための方法について調査を行った.学校の必要性について,既に休校中の大神島以外では,学校は「絶対必要」との回答が大半で,特に生粋の島の子どもがいる水納島および慶留間島で顕著である学校の役割については,「島の発展・活性化」が最も多く,「地域のコミュニティー・交流の場・行事参加」,「島の心臓・中枢,大切なもの・場所」と続き,これらは「教育の場」を上回った学校を存続させるための方法は,「子どもを増やす」が最も多く,「就労場所の増加・産業の整備」と続いたが,既に子どもがいなくなった大神島では,「学校存続は難しい」との回答が多くみられた.

収録刊行物

  • 法政地理

    法政地理 45 59-70, 2013-03-21

    法政大学地理学会

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