歴史的町並み地区における外部資本店舗の進出と地域受容に関する研究 : 観光地化する川越の重要伝統的建造物群保存地区を事例に

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  • Expansion of Stores Managed by the External Capital and their Acceptance among the Locals : Focusing on the Historic District in Kawagoe Developed as a Tourist Site

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抄録

本研究は、観光地化する歴史的町並み地区において、地域外資本の店舗が過度に入ることにより個性が喪失する問題に注目し、次のことを明らかにした。第一に、観光地化の進行する重要伝統的建造物群保存地区をねらって出店する、伝建チェーンと名付けた企業5社の存在を確認した。第二に、川越一番街商店街を対象とした調査から、地域内の様々な組織の主活動が町並み保全か、商業振興か、観光振興かの違いが、どのような店舗を外部資本店舗と捉えるかに違いがあること、第三に、外部資本店舗に対して、地区の個性を損なわないように誘導し、むしろ支える側の役割を期待する地域側の巻き込みが見られ、これに外部資本店舗も協力する「外部資本店舗の地域化」と考えるべき状況が見られたことである。

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収録刊行物

  • 観光科学研究

    観光科学研究 (11), 19-25, 2018-03-15

    首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 観光科学域

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