1960年代の経営者家族における妻の位置 : 中小企業団体への組織化と企業内での労働の二側面から

書誌事項

タイトル別名
  • The roles of wives of small business owners in the 1960s : explorations focusing on associations of small businesses and their work in the family business
  • 1960 ネンダイ ノ ケイエイシャ カゾク ニオケル ツマ ノ イチ : チュウショウ キギョウ ダンタイ エノ ソシキカ ト キギョウナイ デノ ロウドウ ノ ニソクメン カラ

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抄録

本論文は、中小企業基本法の成立期において小企業に対する政策的介入がどのように試みられ、そこにどのような男女像、家族像が構想されたのかを探るものである。この時期には中小企業を広く公的に組織化する体制が整えられた。それは家族ぐるみの組織化ともいえる側面を持っており、これを母体に中小企業者が学習する基盤が作られた。また、高度成長期における小企業の実態的な変化は経営者の女性家族員が事業に関わることを必要とし、女性たちの意識もそれに呼応していたが、その位置づけは共同経営者ではなくあくまでも補助者であるとされた。

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