虚血性脳卒中入院患者の発症後3 年間の 脳卒中再発および死亡に関する検討: DOAC とDAPT 普及後の実態

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  • The three-year survival and recurrence after stroke in the era of direct oral anticoagulants and dual antiplatelet therapy

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抄録

直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)と抗血小板薬2 剤併用療法(DAPT)普及後の脳梗塞患者の脳卒中再発および死亡の実態を調査するため,2014 年4 月から2015 年3 月に脳梗塞または一過性脳虚血発作で当科に入院した連続371 例(男性209 例,平均74 歳)を3 年間追跡した(追跡率93%,平均追跡期間905 日).追跡期間中に78 例が死亡し(カプラン・マイヤー法による累積死亡率:3 ヶ月4%,1 年10%,2 年17%,3 年22%),死因は,脳卒中よりも悪性腫瘍,心疾患,呼吸器疾患が多かった.脳卒中再発は48 例(脳梗塞44 例,脳内出血4 例)に認め(累積脳卒中再発率:3 ヶ月7%,1 年10%,2 年12%,3 年14%),発症後1 年目までの再発が多かった.

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