抄録
コンクリート表面に新しい水和物を生成させ緻密化させる補修技術として利用される、ケイ酸ナトリウム表面含浸材の補修効果をセメント硬化体中のCa(OH)2量に基づき、投入する水ガラスの比率を変えて検討した。Ca2+と水ガラスから生成される新しいC-S-Hを含むセメント硬化体の化学的変化をXRD及びMAS NMRを用いて検討し、Ca/Si比が高い試験体がC-S-H及び元のC-S-Hにおいて、SiとAlの置換が起こっている可能性が示唆され、C-A-S-Hに近い構造が現れることを確認した。
収録刊行物
-
- コンクリート工学年次論文集
-
コンクリート工学年次論文集 38 (1), 1911-1916, 2016
日本コンクリート工学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050848650230561920
-
- NII論文ID
- 120006883544
-
- HANDLE
- 10258/00010292
-
- ISSN
- 13477560
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles