二段翼撹拌槽内における固体粒子分散

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  • Dispersion of Solid Particles in a Vessel Stirred with Dual Impellers
  • 2ダンヨク カクハンソウ ナイ ニ オケル コタイ リュウシ ブンサン

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抄録

固液混合はスラリーの調製,重合反応,晶析などのプロセス工業で頻繁に見受けられる操作である.そのため,粒子浮遊限界撹拌速度,固体粒子濃度分布,固液物質移動などに関して従来より多くの研究が行われている.しかしながらそれらの多くは単一翼に関するものであり,化学工業においてしばしば用いられる多段翼を対象とした研究は数少ない.本研究では二段翼の固液系撹拌に着目し,槽全域で物質移動促進ができるような固体粒子の浮遊および分散条件を満足する撹拌翼の組み合わせならびに設定位置について検討した.その結果,最適な二段翼の組み合わせは下段に傾斜パドル(押し下げ),上段に傾斜パドル(押し上げ)が最適で,翼間隔は槽径と同等が最適であることがわかった.

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