硫化物法による廃液浄化プロセスの動特性と制御

• 篠原 礼子

  工学院大学工学部 環境化学工学科

• 加藤 尚武

  工学院大学工学部 環境化学工学科

書誌事項

タイトル別名

• Dynamics and Control of a Sulfide Precipitation Process for Waste Water Purification
• リュウカブツホウ ニ ヨル ハイエキ ジョウカ プロセス ノ ドウトクセイ ト セイギョ

抄録

廃液中のCdをNa₂Sにより沈殿除去する半回分式硫化物法の実験を行った．Cdの沈殿は，Na₂Sが加水分解を起こすため，直接CdSとして沈殿する経路と，間接的にCd(OH)₂を経てCdSとして沈殿する経路のニつがあることを実験的に明らかにした．実験結果に基づき，モデル化を行い，Cdの沈殿およびpHの変化を計算した．実験結果と計算結果は良好な一致を示した．これにより，廃液中のCdを十分沈殿させかつCdの再溶解を防ぐ操作条件を提案した．

収録刊行物

• 化学工学論文集

  化学工学論文集 31 (3), 217-221, 2005

  公益社団法人 化学工学会

キーワード

• 硫化物法
• 廃液浄化
• プロセス動特性
• pH制御

詳細情報

• CRID: 1390282679486462080
• NII論文ID: 130000018640
• NII書誌ID: AN00037234
• DOI: 10.1252/kakoronbunshu.31.217
• ISSN: 13499203
• ISSN: 0386216X
• NDL書誌ID: 7386905
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7386905
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/kakoronbunshu/31/3/31_3_217/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可