非イオン性界面活性剤水溶液からなる細胞状泡沫層の安定性

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  • Stability of Cellular Foam Formed from Nonionic Surfactant Aqueous Solution
  • ヒイオンセイ カイメン カッセイザイ スイヨウエキ カラ ナル サイボウジョウ ホウマツソウ ノ アンテイセイ

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抄録

化学反応装置やバイオリアクターでの消泡を目的とし,消泡の対象である細胞状泡沫層の安定性を実験的に検討した.標準型気泡塔を用い,HLB値(Hydrophile-Lipophile-Balance)の異なる四種類の非イオン性界面活性剤水溶液にガスを吹き込み,細胞状泡沫層を形成させ,その成長および崩壊過程を観察した.その結果,三種類の泡沫層成長パターンと二種類の泡沫層崩壊パターンが見出された.さらに,Hartland and Barber(1974)およびBarber and Hartland(1975)の提案する薄膜化速度式を用い,細胞状泡沫層が破裂する際の臨界液膜厚さを求めた.得られた臨界膜厚さは液の密度,粘度および表面張力以外に,気液界面物性である表面粘度およびHLB値により相関された.

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