書誌事項
- タイトル別名
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- In vitro Activities of Antifungal Drugs against Clinical Isolates of Trichophyton tonsurans
- Trichophyton tonsurans リンショウ ブンリカブ ニ タイスル カクシュ コウシンキンヤク ノ in vitro コウシンキン カッセイ
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抄録
国内で流行しているTrichophyton tonsurans 感染症起因菌の薬剤感受性を調べることを目的として, 感染症患者より採取した臨床分離株10株を用いて各種抗真菌薬のin vitro 抗真菌活性を調べた. 抗真菌薬としては, 塩酸テルビナフィン, イトラコナゾール, 硝酸ミコナゾール, ケトコナゾール, ラノコナゾールおよびルリコナゾールを使用した. MICの測定は, 寒天平板希釈法および微量液体希釈法の2種類の測定法を試みたが, 本菌種は寒天培地上での発育が遅いため, 測定には微量液体希釈法が好ましいと考えられた. 微量液体希釈法で測定した塩酸テルビナフィン, イトラコナゾール, 硝酸ミコナゾールおよびケトコナゾールのT. tonsurans に対するMIC90はそれぞれ0.013, 0.1, 0.8および0.4μg/ml となり, これら薬剤の中では塩酸テルビナフィンの活性が強かった. 皮膚糸状菌に対して強い活性を示すことで知られるラノコナゾールおよびルリコナゾールのMIC90はそれぞれ0.00078および0.00039μg/ml となり, 塩酸テルビナフィンを凌ぐ強い活性が認められた.<br>以上の結果より, T. tonsurans の薬剤感受性は, 白癬の主要起因菌であるT. mentagrophytes やT. rubrum と同レベルと推察され, 本病原菌に対しては, ラノコナゾールおよびルリコナゾールが極めて強い抗真菌活性を示すことが明らかとなった.
収録刊行物
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- 日本医真菌学会雑誌
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日本医真菌学会雑誌 47 (4), 299-304, 2006
日本医真菌学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679189179648
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- NII論文ID
- 130000067564
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- NII書誌ID
- AN10166867
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2sXnt1aktQ%3D%3D
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- ISSN
- 18820476
- 09164804
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- NDL書誌ID
- 023253539
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- PubMed
- 17086163
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可