海外文献紹介 : WOFIE synergizes with calcineurin-inhibitor treatment and early steroid withdrawal in kidney transplantation.

• 都築 一夫

  中京病院小児科

書誌事項

タイトル別名

• Foreign Article Review: WOFIE synergizes with calcineurin-inhibitor treatment and early steroid withdrawal in kidney transplantation.

抄録

R. Calneによる新概念 “最適な免疫状態を約束する窓 (the window of opportunity for immunologic engagement, WOFIE)” を臨床例で検証した。対照群には, タクロリムス (FK), ダクリズマブ, ミコフェノール酸モフェチル (MMF), プレドニゾロン (PSL) を用いた。WOFIE群も移植直後72時間の免疫抑制中断の他は同じ治療である。移植後12～16週でステロイド薬 (「ス」薬) を中止し, MMFと少量のFKのみとした。患者生存率と移植腎生着率は, WOFIE群で93.8%と87.5%, 対照群で100%と92.9%であった。WOFIE群では急性拒絶反応 (AR) が少なく, 「ス」薬を離脱できた例が多かった。

収録刊行物

• 日本小児腎臓病学会雑誌

  日本小児腎臓病学会雑誌 17 (2), 153-154, 2004

  一般社団法人 日本小児腎臓病学会

詳細情報

• CRID: 1390001204339994624
• NII論文ID: 130000077509
• DOI: 10.3165/jjpn.17.153
• ISSN: 18813933
• ISSN: 09152245
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可