Na<SUP>+</SUP>/K<SUP>+</SUP>-ATPaseとオリゴマイシンの相互作用
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- 誉田 晴夫
- 杏林大学医学部生化学
書誌事項
- タイトル別名
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- Interaction of Oligomycin with Na<SUP>+</SUP>/K<SUP>+</SUP>-ATPase
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抄録
Na+/K+-ATPaseは全ての動物細胞膜に存在する膜酵素である。そして,ATPの加水分解エネルギーを用いてNa+を細胞内から細胞外に,K+をその逆方向に能動輸送するポンプの働きをする。オリゴマイシンはNa+/K+-ATPaseへのNa+結合親和性を上げるがK+結合には影響しない。またNa+輸送を阻害するが,K+輸送にはほとんど影響しない。さらに,ATPase活性を阻害するが,その部分反応であるNa+依存性のリン酸化中間体形成反応,及びK+依存性のリン酸化中間体分解反応はほとんど阻害しない。しかしNa+と一緒に加えると,低K+濃度で後者の分解反応を促進する。このような阻害剤は他に見当たらない。その阻害機構を知ることはNa+/K+-ATPaseによるイオン輸送機構の解明に貢献するだろう。ここでは,Na+/K+-ATPaseとオリゴマシンの相互作用について解説する。
収録刊行物
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- 杏林医学会雑誌
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杏林医学会雑誌 38 (2+3), 29-36, 2007
杏林医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204893362176
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- NII論文ID
- 130000135244
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- ISSN
- 1349886X
- 03685829
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可