書誌事項
- タイトル別名
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- Use experience of Mexiletine hydrochloride for lumbar radicular pain
- ヨウツウ シッカン ノ シンケイツウ ニ タイスル エンサン メキシレチン ノ シヨウ ケイケン
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抄録
酸メキシレン(商品名メキシチール®,以下MX)は,リドカイン様構造を有する不整脈治療薬として,臨床で使用されているが,腰痛疾患の坐骨神経痛に使用したので,報告する.症例は22例,年齢は41~82歳(平均66歳)で,対象疾患は脊柱管狭窄症9例,腰椎圧迫骨折5例,腰椎椎間板ヘルニア5例,すべり症3例であった.MXを300 mg/日,1日3回毎食後服用させた.評価は,投与前と投与1,3週後のVASで行った.対象22例のうち,罹病期間で1カ月以上8例,1カ月未満14例であった.胃腸障害などの副作用の3例を除いた19例中,VASの低下が1週以内の改善9例,3週間以内の低下が7例,不変3例と19例中16例(84.2%)にVASの低下をみた.坐骨神経痛患者の治療薬の1つとして効果を期待できると思われた.
収録刊行物
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- 日本腰痛学会雑誌
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日本腰痛学会雑誌 10 (1), 86-89, 2004
日本腰痛学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204440331648
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- NII論文ID
- 130000136026
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- NII書誌ID
- AA11488721
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- ISSN
- 18821863
- 13459074
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- NDL書誌ID
- 7239772
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可