経皮内視鏡的胃瘻造設術の施行中に発生したMallory-Weiss症候群による胃粘膜裂創の9例

• 笠巻 伸二

  杏精会岡田病院 外科・胃腸科

• 岡田 豪

  杏精会岡田病院 外科・胃腸科

• 岡田 俊次

  杏精会岡田病院 外科・胃腸科

書誌事項

タイトル別名

• NINE CASES OF GASTRIC MUCOSAL INJURY DUE TO MALLORY-WEISS SYNDROME DURING PERCUTANEOUS ENDOSCOPIC GASTROSTOMY (PEG)

抄録

自験例PEG 420例中の9例（2.1％）にMallory-Weiss症候群による胃粘膜裂創を認めた．80歳以上の高齢者が6例（66.7％）と多く，胃粘膜裂創部位は全例が胃体部から穹窿部小彎であった．背景胃粘膜は萎縮性粘膜が多かった（7例，77.8％）．PEG施行中の嘔吐反射は全例に認めなかった．<BR>PEG施行時の送気による十分な胃拡張はPEG成功のためには必須な操作ではあるが，Mallory-Weiss症候群による胃粘膜裂創をきたす場合もあり，過送気には十分な注意を要するものと考えられた．

収録刊行物

• 日本消化器内視鏡学会雑誌

  日本消化器内視鏡学会雑誌 52 (7), 1691-1697, 2010

  一般社団法人 日本消化器内視鏡学会

キーワード

• 経皮内視鏡的胃瘻造設術（PEG)
• Mallory-Weiss症候群
• 胃粘膜裂創

詳細情報

• CRID: 1390282679193841664
• NII論文ID: 10026910691
• NII書誌ID: AN00192102
• DOI: 10.11280/gee.52.1691
• ISSN: 18845738
• ISSN: 03871207
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2010288214
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可