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抄録
サル下側頭皮質(TE野)からの単一ニューロン活動記録実験と行動実験を組み合わせることで,色選択ニューロンと色知覚との関係について理解が進んだ.本解説では,行動とニューロン活動の比較により定量的に明らかになった相関性,電気刺激による色判断行動への影響,判断ルールの違いによる応答の変化について紹介する.特に,ルールを切り替える認知コントロールはニューロン活動に非常に大きい影響を与えることがわかり,TE野ニューロンはこれまで知られていたよりも,より動的に情報伝達の調整を行っている可能性が示された.
収録刊行物
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- 日本神経回路学会誌
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日本神経回路学会誌 17 (3), 93-100, 2010
日本神経回路学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204466005376
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- NII論文ID
- 10026721679
- 130000440031
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- NII書誌ID
- AA11658570
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- ISSN
- 18830455
- 1340766X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可