除菌療法が奏効した<i>Helicobacter pylori</i>陰性直腸MALTリンパ腫の1例

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  • Regression of MALT lymphoma of the rectum after <i>Helicobacter pylori</i> eradication therapy in a patient negative for <i>Helicobacter pylori</i>

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抄録

症例は53歳女性.直腸に径20mm大の粘膜下腫瘍を認め,生検病理組織および免疫グロブリン重鎖遺伝子再構成よりMALTリンパ腫と診断した.本症例はHelicobacter pyloriH. pylori)陰性であったが,除菌療法を施行した.除菌療法の1カ月後には病変が縮小し,3カ月後の内視鏡検査では消失を確認した.大腸MALTリンパ腫の治療として,H. pylori陰性例に対しても非侵襲的な除菌療法は有用であると考えられた.<br>

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