肝細胞癌歯肉転移からの出血に対し動脈塞栓療法を施行した1例

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タイトル別名
  • A case of hepatocellular carcinoma with bleeding gingival metastasis treated by transcatheter arterial embolization

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抄録

症例は80歳,男性.C型肝硬変,肺転移をともなう肝細胞癌で通院加療中,歯肉出血を認めた.右下顎歯肉に腫瘤を認め,生検病理組織所見より肝細胞癌の転移と診断された.出血の持続,呼吸苦の出現があり動脈塞栓療法を行った.その後呼吸状態の悪化で死亡するまでほとんど出血はみられず,苦痛の訴えも消失した.自験例は進行肝細胞癌の終末期であったが,難渋した下顎歯肉転移からの出血のコントロールに対し動脈塞栓療法が奏効した.<br>

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参考文献 (28)*注記

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