肺原発筋上皮癌の1例

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タイトル別名
  • A Case of Myoepithelial Carcinoma of the Lung

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抄録

背景.筋上皮腫は乳腺や唾液腺での発生がほとんどであり,その悪性型である筋上皮癌の肺での発生の報告は極めて少ない.症例.62歳の男性.治療不応性の喘息症状に対して胸部CTを撮影したところ,右肺に腫瘤性陰影を認めた.気管支内視鏡にて右の主気管支に突出するポリープ状の腫瘤を認め,組織診にて悪性腫瘍が強く疑われ右中下葉切除が施行された.手術組織像では多彩な肉腫様の像を呈し,免疫染色で上皮マーカーおよび筋上皮マーカーが陽性であったことから筋上皮癌と診断した.結論.今回,気管支腺由来と思われる筋上皮癌の1例を経験した.<br>

収録刊行物

  • 肺癌

    肺癌 51 (2), 77-83, 2011

    特定非営利活動法人 日本肺癌学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (8)*注記

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