胆管への転移再発を生検により診断し得た悪性黒色腫の1例

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  • METASTATIC MALIGNANT MELANOMA IN THE BILE DUCT DIAGNOSED WITH BRUSH CYTOLOGY AND BIOPSY-A CASE REPORT-

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抄録

症例は55歳男性.左上肢第5指の悪性黒色腫に対して第5指切断術を受けた.1年3カ月後,肝胆道系酵素の上昇を認め,腹部CT検査にて中下部胆管内の腫瘤像を認め入院となる.ERCでは胆管内に可動性のある欠損像を認め,生検組織の病理診断にて悪性黒色腫の胆管転移と診断し得た.減黄目的で内視鏡的胆道ドレナージ術(Endoscopic biliary drainage:EBD)を施行後減黄し退院した.悪性黒色腫の胆管転移は少なく,内視鏡的に診断し得た貴重な例と考え報告する.

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