片麻痺患者に対する歩行補助装置ASSWSの開発とその歩行分析

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タイトル別名
  • ASSWS : A New Gait Assisting Device for Hemiplegic Patients -Development and Gait Analysis-
  • ヘンマヒ カンジャ ニ タイスル ホコウ ホジョ ソウチ ASSWS ノ カイハツ ト ソノ ホコウ ブンセキ
  • ASSWS : A New Gait Assisting Device for Hemiplegic Patients —Development and Gait Analysis—

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抄録

脳卒中片麻痺患者に対して,1)麻痺側下肢の振り出し補助,2)麻痺側下肢による体重支持の補助,3)歩行時に荷重する下肢側への左右交互側方重心移動の補助,の3 項目を1 名の介助者で安全に実施できる歩行補助装置:Assistance of Swing, Stance, and Weight Shift(ASSWS)を開発し,歩行分析を行った.この機構は人体の立位体重支持のための下肢の力学的複合体である膝蓋靭帯,大腿四頭筋,腸脛靭帯を経て大殿筋に至る構造を模している.ASSWSの装着介助下では,歩行速度は有意に速く,ストライドは有意に長く,歩行周期は有意に短く,麻痺側単脚荷重時間比は有意に長かった.荷重量はASSWS装着介助の有無で有意差がなかった.股関節屈曲のpeak値は大きくなり,膝関節は常により屈曲した状態となっていた.股関節屈曲伸展,膝関節伸展の関節モーメントは有意に大きくなっていた.

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参考文献 (14)*注記

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