腹腔鏡下腸切除を行った肺癌大腸転移の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Laparoscopic Colectomy for Metastatic Carcinoma from Lung Cancer: Report of a Case

この論文をさがす

抄録

症例は,60歳男性.肺癌(stage IV)でフォロー中であったが,貧血の精査のため入院となった.大腸内視鏡検査にて上行結腸とS状結腸に径3cmの1型の腫瘍を認めた.貧血が進行するため腹腔鏡下にて結腸切除を行った.切除標本では上行結腸が28×25mm,S状結腸が28×23mmの1型の腫瘍であった.病理組織では以前の縦隔リンパ節生検と類似した大細胞癌の所見であった.免疫染色でCK7が陽性,CK20が陰性でTTF-1(Thyroid transcription factor-1)が陽性であり,肺癌の大腸転移と診断した.肺癌の大腸転移で切除した稀な1例を経験したので文献的考察を加え報告する.<br>

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (20)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ