四肢の筋膜炎を合併した好酸球性胃腸炎の1例

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タイトル別名
  • A case of eosinophilic gastroenteritis accompanied with fasciitis of the extremities

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抄録

症例は28歳女性.心窩部痛で発症し,好酸球優位の白血球増多,大量の胸腹水と広範な全周性腸管壁肥厚,腹水中の好酸球増多を認め,好酸球性胃腸炎と診断した.第8病日から四肢の安静時疼痛が出現し,筋膜炎の併発と判断した.プレドニゾロン40mg投与で腹部症状・四肢痛とも軽快し,約3週間の経過で消失した.好酸球性胃腸炎における筋膜炎併発は極めてまれであり,治療経過の報告も乏しい.若干の考察を加えて報告する.<br>

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参考文献 (14)*注記

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