インフリキシマブ治療中にノカルジア(放線菌)肝膿瘍を呈したクローン病の1例

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タイトル別名
  • A case of liver nocardiosis associated with Crohn's disease while treating infliximab

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抄録

症例は23歳男性.クローン病の診断にてステロイド,インフリキシマブで治療中,多発肝膿瘍を発症した.膿瘍穿刺を施行しグラム染色にてノカルジアが強く疑われたため,ST合剤を開始したところ軽快した.後に病原菌はNocardia farcinicaと同定された.本邦においてクローン病にノカルジア肝膿瘍を合併した症例の報告はない.早期の治療にて軽快しえたが,mortalityの高い疾患であり,報告する.<br>

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