書誌事項
- タイトル別名
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- Structure of nursery colonies and reproductive traits of the Japanese long-eared bat, <i>Plecotus auritus sacrimontis</i>
- ニホンウサギコウモリ ノ シュッサン ホイク コロニー ノ コウゾウ ト ハンショク トクセイ
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抄録
ニホンウサギコウモリ(Plecotus auritus sacrimontis)の出産保育コロニーの構造を明らかにすることを目的とし,本州中部の4ヶ所のコロニーで最長5年間の標識再捕獲調査を行った.出産保育コロニーの構造として,齢構成,コロニーサイズとその年次変化,性比および出生コロニーへの帰還率について解析した.また,初産年齢および齢別繁殖率についても解析した.本調査地におけるニホンウサギコウモリの出産保育コロニーは,母獣と幼獣(当歳獣)による7~33個体で構成されていた.また,各コロニー間でコロニーサイズやその年次変化に違いがみられた.幼獣の性比(オス比)は,4ヶ所のコロニー全体で54.2%であり,雌雄の偏りはみられなかったが,満1歳以上の未成獣個体を含む成獣の性比は1.0%とメスに強い偏りがみられた.オスの出生コロニーへの帰還率は,全コロニーでわずか3.6%(2/56)であった.一方,メスの翌年の帰還率は,4ヶ所のコロニーでそれぞれ高い順に78.9%,63.6%,16.7%,0%であった.初産年齢は満1歳または満2歳で,すべてのコロニーを合算した帰還個体の齢別繁殖率は,満1歳で50%(12/24),満2歳で100%(13/13)であった.また,満2歳以上のメスは全て母獣であり,出産年齢に達した後は毎年出産し続けていることが確認された.<br>
収録刊行物
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- 哺乳類科学
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哺乳類科学 49 (2), 225-235, 2009
日本哺乳類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679699307264
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- NII論文ID
- 10030472060
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- NII書誌ID
- AN00231656
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- ISSN
- 1881526X
- 0385437X
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- HANDLE
- 2241/00137441
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- NDL書誌ID
- 10546096
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可