パーキンソン病: 診断と治療の進歩 II. 病態と診断の進歩 4. パーキンソン病における痴呆・精神障害とその病態生理

  • 田丸 冬彦
    リハビリテーションセンター鹿教湯病院神経内科

書誌事項

タイトル別名
  • Parkinson's disease.Advance in diagnosis and treatments.2.Advance in pathosis and diagnosis.4.Dementia and mental disorder in Parkinson's disease and pathophysiology.

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抄録

パーキンソン病の約3割に痴呆がみられる.痴呆の特徴として,皮質性痴呆と皮質下性痴呆の両者が混在している.痴呆をおこすメカニズムについては,前頭葉-基底核系の障害,中脳-皮質-辺縁系ドパミンシステムの障害, Alzheimer病の合併などが考えられている.精神症状としては,抑うつ状態,抗パーキンソン病薬治療にともなう幻覚,妄想などが問題となる.

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