著明な低カリウム血症にて発見されたLiddle症候群の1例

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  • A case of Liddle syndrome discovered of obvious hypokalemia.

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抄録

症例は62歳の女性.両下肢蜂巣織炎で入院し,検査の結果,低K血症(1.7mEq/l)を認めた.血液ガス分析では代謝性アルカローシスを呈した.血中アルドステロン0.6ng/dl未満,レニン活性0.6ng/ml/hと低値であり,高血圧を認めた. Na制限食およびトリアムテレンの投与により,高血圧,低カリウム血症,低レニン血症は正常化した.本症例では,家族発症は認められなかった.本例は非常にまれな孤発性のLiddle症候群と考えられた.

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