極端な食事制限と乳汁分泌過多による低マグネシウム血症によりテタニー発作を呈した1例

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  • A case of tetanyffit due to hypomageesemia resulting from extreme dietary restriction and lactation overdose.

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抄録

症例は30才女性.出産1カ月後より乳房緊満し, 4l/日の搾乳と乳製品・脂肪食の摂取を制限. 2カ月後よりテタニー出現.血清Mg・Ca・Kは低下し, P正常.尿中Mg・Ca排泄低下.血中PTH正常下限.入院後普通食の摂取とbromocriptine投与により,電解質は正常化し,症状も消失した.本例は,極端な食事制限と乳汁分泌過多により低Mg血症を生じ,二次的な低Ca血症によりテタニーを生じたと考えられ,このような報告はこれまでにない.

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