成長ホルモンとプロラクチンの分泌異常を伴ったＲｅｆｅｔｏｆｆ症候群（全身型甲状腺ホルモン不応症）の１例

• 山田 勝彦

  大阪医科大学第一内科

• 高松 順太

  大阪医科大学第一内科

• 武田 京子

  大阪医科大学第一内科

• 坂根 貞樹

  大阪医科大学第一内科

• 菱谷 好高

  大阪医科大学第一内科

書誌事項

タイトル別名

• Generalized resistance to thyroid hormone(Refetoff syndrome) associated with abnormal secretion of growth hormone and prolactin : A case report.

抄録

11才女児のRefetoff症候群(全身型甲状腺ホルモン不応症)を報告する.甲状腺は腫脹し,血中T₄, T₃, FT₄濃度はすべて増加していたが,血中TSH濃度は正常な抑制を示さなかった. T₃大量内服にて正常な全身代謝の反応性がみられなかった.本例が今までに報告されたRefetoff症候群患者と異なる特徴はプロラクチンがTRHに過剰反応したこと,および成長ホルモンがTRHに奇異的増加反応を示したことで,特に後者の所見は我々の症例が初めての報告である. 11才から身長発育の停滞がみられたことと異常成長ホルモン分泌とが関連している可能性も考えられる.

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 77 (10), 1556-1560, 1988

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• General Medicine

詳細情報

• CRID: 1390001206442191616
• NII論文ID: 130000901384
• DOI: 10.2169/naika.77.1556
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• PubMed: 3149661
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/77/10/77_10_1556/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1989080275
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可