書誌事項
- タイトル別名
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- A case report of giant retroperitoneal hemolymphangioma.
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抄録
血管腫を伴ったリンパ管腫,いわゆるhemolymphangiomaは,ほとんど報告をみない.最近,我々は後腹膜原発のhemolymphangiomaを経験し,超音波, CT,血管造影などに加え,磁気共鳴映像法(MRI)を施行し,術前診断を試みた。嚢腫内容は, CTではenhanceされなかったが, MRI計算値においてT1時間の著明な短縮を示したことから陳旧性血液成分と診断でき,内容の性状診断にMRIは有用であった.また,術後の免疫組織学的検索では,血管腫の内皮だけでなく,リンパ管腫の内皮にも,第VIII因子関連抗原が陽性であった.既報告の後腹膜リンパ管腫99例とhemolymphangiomaの病態を比較し,リンパ管腫の発生に関し,若干の考察を加えて報告する.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 76 (10), 1595-1603, 1987
一般社団法人 日本内科学会