抄録
1) 鯨肝油の分子蒸留は250~260℃附近で行うと, キトールが分解し135~166%のビタミンAが回收される。鯨肝油は相當差異があり低沸點留分の多いものと少いものとにより濃縮度に相當相違がある。<BR>2) 50万單位以上の留分が多量に取得出來る。<BR>3) 殘留油中ににE260mμに吸收する未知物質の在存を認めた。<BR>4) キトール1分子の分解によつて大体ビタミンA1分子が出來る。<BR>5) キトールのビタミンAへの變化率及び留分の濃度共に蒸留温度250℃がよい。<BR>6) 250℃で蒸留した殘渣を再蒸留して40%程度の收率で約10万單位の留分を回收した。
収録刊行物
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- 油脂化学協会誌
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油脂化学協会誌 1 (1), 12-16, 1952
公益社団法人 日本油化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205323313664
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- NII論文ID
- 130001008640
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- ISSN
- 18842011
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可