胃に穿破したアメーバ性肝膿瘍に対し内服治療のみで根治を得た1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of amoebic liver abscess complicated by a gastric fistula cured with oral medication only

この論文をさがす

抄録

症例は26歳,男性.肝腫瘍疑いで近医より当院紹介となった.腹部CTで肝左葉に8×6cmの腫瘤を認め,肝膿瘍を疑った.上部消化管内視鏡で胃小彎に巨大な粘膜下の隆起があり,隆起上に膿汁が流出する潰瘍を認め,膿瘍の穿破と判断した.潰瘍の生検でアメーバ虫体が確認された.膿瘍のドレナージは行わず,メトロニダゾールの内服のみで治癒し得た.胃に穿破したアメーバ性肝膿瘍はまれな疾患であり,文献的考察を加え報告する.<br>

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ