根温20°Cで生育したキュウリとクロダネカボチャの分離根の呼吸の低温感受性の比較

書誌事項

タイトル別名
  • Respiratory Response of Detached Roots to Lower Temperatures in Cucumber and Figleaf Gourd Grown at 20°C Root Temperature
  • 根温20℃で生育したキュウリとクロダネカボチャの分離根の呼吸の低温感受性の比較〔英文〕
  • コン オン 20ドC デ セイイクシタ キュウリ ト クロダネカボチャ ノ ブ
  • Respiratory Response of Detached Roots to Lower Temperatures in Cucumber and Figleaf Gourd Grown at 20^|^deg;C Root Temperature

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抄録

低根温耐性の異なるキュウリ (品種; 四葉) とクロダネカボチャの根の呼吸系の低温感受性を比較するために, 根温20°Cで生育した植物体から分離根を調製し, それらの呼吸の温度反応をワールブルグ検圧法によって調べた. クロダネカボチャの根はキュウリの根に比べて低温による呼吸抑制の程度が小さく, この違いは主としてチトクロム系呼吸鎖の低温感受性の違いによることが明らかとなった. また, 根の酸化的リン酸化反応は低温下ではクロダネカボチャがキュウリより旺盛であることが示唆された. これらの結果から, キュウリとクロダネカボチャの低根温耐性の違いには, 酸化的リン酸化反応と共役したチトクロム系呼吸鎖の低温感受性の違いが関与していると推察される.

収録刊行物

  • 園芸学会雑誌

    園芸学会雑誌 58 (2), 333-337, 1989

    一般社団法人 園芸学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (13)*注記

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