股関節内横靭帯部に発生したガングリオンと考えられた2症例

  • 長瀬 清弘
    昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科
  • 扇谷 浩文
    昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科
  • 小原 周
    昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科
  • 吉澤 毎樹
    昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科

書誌事項

タイトル別名
  • TWO CASES OF GANGLION CYST DEVELOPED IN THE TRANSVERSE LIGAMENT OF THE HIP JOINT
  • 症例報告 股関節内横靱帯部に発生したガングリオンと考えられた2症例
  • ショウレイ ホウコク コ カンセツ ナイ オウ ジンタイブ ニ ハッセイ シタ ガングリオン ト カンガエラレタ 2 ショウレイ

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抄録

非常に稀な股関節内横靱帯部に発生したガングリオンと思われる2症例を経験した.2症例ともにMRIにて大腿骨頭内下方部にT1強調画像で低信号, T2強調画像で高信号の腫瘤陰影を認め, 股関節鏡視像で大腿骨頭内下方の横靱帯部に滑膜組織で被われた腫瘤を認めた.鏡視下に穿刺を施行し, ゼリー状内容物が吸引され, ガングリオンと診断した.股関節横靱帯部に発生したガングリオンは過去には報告例はなく非常に稀な症例である.診断および治療に関しては股関節鏡が有用であり, 正確なガングリオンの位置の把握や鏡視下穿刺, 鉗子を用いての摘出術が低侵襲で可能であった.

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被引用文献 (1)*注記

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