-
- 小田部 貴子
- 九州大学大学院人間環境学研究院
書誌事項
- タイトル別名
-
- Mediation of Situationally and Verbally Accessible Memories of Hurtful Experiences in Psychological Adjustment
- 「傷つき体験」による心理的影響プロセスの解明 : 「状況依存的記憶」と「言語的記憶」を媒介したプロセスモデルの検討
- 「 キズツキ タイケン 」 ニ ヨル シンリテキ エイキョウ プロセス ノ カイメイ : 「 ジョウキョウ イソンテキ キオク 」 ト 「 ゲンゴテキ キオク 」 オ バイカイ シタ プロセスモデル ノ ケントウ
- ――「状況依存的記憶」と「言語的記憶」を媒介したプロセスモデルの検討
この論文をさがす
抄録
本研究では,傷つき体験が,体験に基づいて形成される記憶表象を媒介して,後の心理的不適応と結びついているのか否かを明らかにすることであった。Brewin et al.(1996)によるPTSDの二重表象理論を援用し,傷つき体験に基づく記憶表象を,操作的に「状況依存的記憶」と「言語的記憶」という2つの処理形態の異なる記憶表象からなるものとして定義した。大学生236名を対象に質問紙調査を行い,記憶表象媒介モデル,傷つき体験直接影響モデル,以上の両者を併せ持つ混合モデルの3つを構成して,パス解析を行った。その結果,記憶表象媒介モデルが最もあてはまりが良いことが示された。
収録刊行物
-
- パーソナリティ研究
-
パーソナリティ研究 20 (2), 127-137, 2011
日本パーソナリティ心理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205212501376
-
- NII論文ID
- 130001905668
-
- NII書誌ID
- AA11873802
-
- ISSN
- 13496174
- 13488406
-
- NDL書誌ID
- 023467874
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可