実験的マウス口腔カンジダ症モデルを用いた <I>Candida dubliniensis</I> と <I>Candida albicans</I> の病原性の比較
書誌事項
- タイトル別名
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- Virulence of <I>Candida dubliniensis</I> Using a Murine Experimental Oral Candiddiasis Model in Comparison with <I>Candida albicans</I>
- 実験的マウス口腔カンジダ症モデルを用いたCandida dubliniensis と Candida albicansの病原性の比較
- ジッケンテキ マウス コウコウ カンジダショウ モデル オ モチイタ Candida dubliniensis ト Candida albicans ノ ビョウゲンセイ ノ ヒカク
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抄録
ある種のカンジダ属は日和見感染菌として知られており,特に Candida albicans は強い病原性を有して口腔カンジダ症の原因菌として検出される.近年,HIV 陽性患者や免疫不全患者から分離され,また健常者からも検出される新菌種 C. dubliniensis は,形態や分子生物学的性状が C. albicans と類似している.そこで C. dubliniensis の病原性を明らかにするために,菌体外酵素ホスホリパーゼ(PL)とプロテイナーゼ(PT)の活性測定,およびマウス口腔カンジダ症モデルを用いて病原性の検討を行った.<br> NaCl を含まない卵黄平板培地で菌を増殖させてから NaCl を重層する改良 PL 活性測定法で調べた活性は,C. dubliniensis 31株すべてにおいて認められなかったが,PT 活性は C. albicans と同等であった. C. dubliniensis によるマウス口腔カンジダ症モデル作製においては,酵母形細胞接種では発症せず,菌糸形細胞接種により舌カンジダ症発症に成功した.また舌の病理組織学的所見では C. albicans と比べて差は認められなかった.C. dubliniensis の病原性として,菌糸形態でマウス口腔カンジダ症を初めて成立させることができたが,今回の実験においては菌体外酵素との関与の可能性を明白には証明できなかった.
収録刊行物
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- Medical Mycology Journal
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Medical Mycology Journal 53 (2), 135-145, 2012
日本医真菌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680373848064
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- NII論文ID
- 10031133379
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- NII書誌ID
- AA12518136
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- ISSN
- 2186165X
- 18820476
- 21856486
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- NDL書誌ID
- 023770517
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- PubMed
- 22728597
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可