上顎洞原発のGiant cell reparative granulomaの1例

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タイトル別名
  • Giant cell reparative granuloma of the maxillary sinus: A case report

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抄録

Giant cell reparative granulomaは全身に発生する非腫瘍性の線維性巨細胞病変である。特に上顎,下顎骨の発生が多い。病理学的に類似した疾患が多く,疫学や好発部位など疾患の特徴を認識していないと診断が難しい。文献的考察を加え1症例を報告した。症例は41歳の男性で右の頬部腫脹を主訴とし来院。画像では右上顎洞から頬部,眼窩内へ突出する腫瘤を認め,悪性腫瘍を疑わせたが下鼻道からの生検によりGiant cell reparative granulomaと診断。外科的切除,術後に局所ステロイド注入を行い良好な経過をたどった。

収録刊行物

  • 頭頸部外科

    頭頸部外科 21 (3), 209-212, 2012

    特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会

参考文献 (28)*注記

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