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抄録
症例は46歳男性.26歳より乾癬にて他院で通院加療中.10年前より下肢の疼痛を認め他院で精査するも原因不明であった.平成23年6月より前胸部疼痛出現し,近医受診するも診断には至らず肋間神経痛疑われ,消炎鎮痛剤で経過観察されていた.改善ないため10月当院整形外科紹介,リウマトイド因子(RF)軽度陽性を認めたため当科紹介となった.<br> 遠位指節関節(DIP関節)優位の関節痛であり,X線上もDIP関節裂隙狭小化を認めたこと,乾癬の既往があることより乾癬性関節炎が疑われた.また,前胸部の腫脹及び圧痛を認めたことから関節超音波検査施行.前胸骨部,胸骨柄周囲にPD signalを伴う炎症所見がみられ胸骨柄結合部関節炎と診断.乾癬性関節炎の合併症と考えられ,サラゾスルファピリジン(SASP)で治療を開始した.胸骨柄結合部関節炎は乾癬性関節炎や強直性脊椎炎に合併することが報告されているが,頻度は少なく,今回は継続的画像診断的評価を行い得た貴重な症例でありここに報告する.<br>
収録刊行物
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- 日本臨床免疫学会会誌
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日本臨床免疫学会会誌 35 (4), 374b-374b, 2012
日本臨床免疫学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679629010560
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- NII論文ID
- 130003364130
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- ISSN
- 13497413
- 09114300
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可