潰瘍性大腸炎関連大腸癌の外科治療

• 舟山 裕士

  東北労災病院大腸肛門外科

• 高橋 賢一

  東北労災病院大腸肛門外科

• 生澤 史江

  東北労災病院大腸肛門外科

• 小川 仁

  東北大学胃腸外科，肝胆膵外科

• 渡辺 和宏

  東北大学胃腸外科，肝胆膵外科

• 羽根田 祥

  東北大学胃腸外科，肝胆膵外科

• 鈴木 秀幸

  東北大学胃腸外科，肝胆膵外科

• 福島 浩平

  東北大学胃腸外科，肝胆膵外科

• 海野 倫明

  東北大学胃腸外科，肝胆膵外科

• 佐々木 巖

  みやぎ検診プラザ

書誌事項

タイトル別名

• Surgical treatment of colorectal cancer associated with ulcerative colitis

抄録

潰瘍性大腸炎関連大腸癌では，大腸全摘が標準的術式であり，肛門温存手術が第一選択となる．回腸肛門吻合術は最も根治的であるが，回腸肛門管吻合術は残存直腸粘膜におけるdysplasiaの問題が残る．直腸癌合併例では全結腸直腸切除術が標準術式であるが，局所の進行度により括約筋間直腸切除術や，内肛門括約筋切除による肛門温存手術も可能である．術後排便機能は，一般の潰瘍性大腸炎手術例と同等とされるが，pouch failureは高頻度である．長期予後についても散発性大腸癌と同等であるとする報告もあるが，特にStage IIIでは不良であるとする報告が本邦からなされている．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 110 (3), 391-395, 2013

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 潰瘍性大腸炎
• 大腸癌
• 外科治療
• colitic cancer
• 潰瘍性大腸炎関連大腸癌

詳細情報

• CRID: 1390282681375361024
• NII論文ID: 10031156318
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.110.391
• COI: 1:STN:280:DC%2BC3svjtlSmuw%3D%3D
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 23459532
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2013195893
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可