消化管の非Hodgkinリンパ腫における腸管合併症の臨床病理学的特徴

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  • Clinicopathological features of intestinal complications in non-Hodgkin's lymphoma -A single institution analysis-

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抄録

腸管合併症により手術を要した消化管非Hodgkinリンパ腫(NHL)症例の臨床病理学的特徴を検討した.2007年から5年間に当科で経験した消化管に病変を有するNHL 28例中7例(25.0%)で腸閉塞・穿孔・出血のため手術を要した.空腸・回腸病変を有する消化管リンパ腫の半数で手術を要しており,小腸病変を有するリンパ腫症例は腸管合併症の高危険群である.同様に,半周性以上の深掘れ潰瘍型または隆起型,全身性リンパ腫の消化管浸潤例は,治療経過で腸管合併症をきたす可能性が高いと考えられた.<br>

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参考文献 (18)*注記

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