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- 大草 敏史
- 東京慈恵会医科大学附属柏病院 消化器・肝臓内科
書誌事項
- タイトル別名
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- <i>Fusobacterium</i>, Ulcerative Colitis and Colorectal Cancer
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抄録
潰瘍性大腸炎(UC)の病因については,以前から細菌原因説があり,1920–40年代までは盛んに研究がなされていたが,その後,自己免疫の概念が提唱され,炎症性腸疾患も自己免疫性疾患とされて,細菌原因説は見向きもされなくなった.しかし,1983年H. pyloriが発見され,胃,十二指腸潰瘍の原因菌として認められるようになってから,再び,UCの病因として,腸内細菌に注目が集まってきている.また,最近,Toll-like receptor(TLR)ファミリーが次々と発見され,TLR4をはじめ,TLR2,TLR5,TLR9などが細菌をリガンドとして認識して炎症性サイトカインの産生に至るといった自然免疫系が解明されてから,腸管炎症発生に関する腸内細菌の役割についての研究がますます盛んになってきている.本稿では,我々が原因菌の一つとして提唱しているFusobacterium variumとUCについて,同菌をターゲットとした抗菌薬多剤併用療法も概説し,あわせて,最近報告された大腸癌とFusobacteriumとの関係についても述べる.<br>
収録刊行物
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- 腸内細菌学雑誌
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腸内細菌学雑誌 27 (3), 169-179, 2013
公益財団法人 腸内細菌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204353474560
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- NII論文ID
- 10031193320
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- NII書誌ID
- AA11373504
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- ISSN
- 13498363
- 13430882
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可