ホルスタイン種牛群における管理指標としての標準乳量算出モデルの検討

• 佐々木 修

  畜産草地研究所

• 相原 光夫

  家畜改良事業団

• 西浦 明子

  畜産草地研究所

• 武田 尚人

  畜産草地研究所

• 佐藤 正寛

  畜産草地研究所

書誌事項

タイトル別名

• A model for calculating standardized milk yield as the management index for Holstein herd in Japan
• ホルスタイン タネウシグン ニ オケル カンリ シヒョウ ト シテ ノ ヒョウジュンニュウリョウ サンシュツ モデル ノ ケントウ

抄録

牛群管理の指標として，環境要因を補正した標準乳量の算出モデルを検討した．2007年∼2009年のホルスタイン種の検定日記録13,119,566件を解析に用いた．標準乳量算出の基準点を，北海道の5月分娩における2産目の分娩後120日目とした．泌乳曲線モデルから算出した期待乳量および期待標準偏差を用いて，検定日乳量を基準点の乳量に補正したものを標準乳量とした．泌乳曲線モデルとして6次のLegendre多項式（L6），および3次から6次までのLegendre多項式とWilminkモデルを組み合わせたモデル式（L3W, L4W, L5W, L6W）の5つを比較した．期待乳量および期待標準偏差のいずれにおいても，L5WおよびL6WのAIC，BICおよび標準誤差が他のモデルよりも小さく，最も適切なモデルと考えられた．標準乳量は農家ごとの平均値を中心として±2.37 kgの範囲に，その90%が含まれることが期待できることから，この値を牛群管理の変化を考えるときの一つの基準にできる．

収録刊行物

• 日本畜産学会報

  日本畜産学会報 84 (1), 1-10, 2013

  公益社団法人 日本畜産学会

キーワード

• Holstein herd
• lactation curve
• management index
• standardized milk yield

詳細情報

• CRID: 1390282680171052672
• NII論文ID: 10031156621
• NII書誌ID: AN00195188
• DOI: 10.2508/chikusan.84.1
• ISSN: 18808255
• ISSN: 00215309
• ISSN: 1346907X
• NDL書誌ID: 024306733
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030851038
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024306733
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可